うまテイスト派

うま味なシーシャ(水たばこ)をめざして。

ダークリーフ恐るるに足らず! Tangiers Cane Mint(タンジェラス・ケインミント)単品

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いつか超えてみたいと思う壁ってありますよね。初めての通販だったり、友人に誘われてじゃなく初めてひとりで知らないシーシャ屋に入ったり、ひとり焼肉とかはフツーに行けちゃうタイプなんでそのへんはあまり苦じゃないんですけど。まあ、そんな初体験の話です。

そんなボクがシーシャを吸い出してからずっと超えたいと思っていた壁。それは、タンジェラスのフレーバーを単品で吸うことでした。

なぜ、いままでずっとその壁を避けてきたかと言えば

ダークリーフでとくにニコチンが多いメーカー

つまり、

慣れてないひとが吸うとひどくヤニクラするから

という理由でした。吸ったこともないのに、「だから」を使った断定口調をするのにも理由があります。だって、シーシャ系通販サイトのアップテイルにはタンジェラスの紹介に

ニコチンは強めで約0.5%、普段からシーシャを吸い慣れている方にオススメです。
(ハイニコチンの為、初心者にはオススメしません。)

Tangiers Birquq Cane Mint(ケインミント)250g | Tangiers/タンジアーズ | | シーシャ、水たばこ通販 uptail

って書いてあるし、有名なシーシャレビューワーのダビデ氏が書いたメーカーごとの特徴紹介の記事のタンジェラスの欄には

あと、タバコ的に非常に重い。Nirvanaほどでは無いが、AFの2.0~2.2倍ぐらいの重さなので、かなり重い。

(中略)
ベースの香りのクセの強さ、タバコ的な重さの点から、人を選ぶ。

 シーシャ・水タバコのフレーバー、会社ごとの特徴 - シーシャブログ byダビデシーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

ってあるんですよ。ふだんタバコ吸っててニコチンに慣れてるひとならいいですけど、ボクはタバコ吸わないし、ただでさえ無対策でシーシャ吸うと酸欠の症状が出やすいのが経験上わかってる以上、「タンジェラス単品」という壁は非常に高くそびえ立っていたのです。

ですが、自宅にはたしか昨年初めてフレーバーを海外から輸入したとき、最小ロットが250gだったので仕方なく買ったタンジェラスのケインミントが240g以上も残っている始末。そして、最近高田馬場ダビデシーシャの期間限定メニューにやたらタンジェラスが多い。このふたつの動機から、ついにボクもこの壁を超えるときがやってきました。

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ターキッシュボウルにファンネルの組み合わせで、盛りは控えめに5gにしました。事前の用意としては、ヤニクラ対策のキューピーコーワーゴールドを飲む(このへんは下にある過去記事に詳しく書いてあります)、その日は具合が悪くなったらすぐ寝れる準備をしておく(家シーシャの特権ですね)でした。 

 それで恐る恐る吸ってみたら…めっちゃミント! じつはタンジェラスにかぎらず、ミント単品のフレーバーを吸うことも初めてだったのです。でも「ケインミントにハマるひとはずっとこれを吸う」だったり、「もっとも出来がいいミントフレーバー」と呼ばれる理由がなんとなくわかる味でした。

ガッツリミントなフレーバーなんですが、基本的にダークリーフ系の複雑な味がベースにしっかりあって、それにミントが乗るようなイメージの味なので、ミントは強いんですけど極端にドライなミントではないんですよね。よく隠し味に使われるフレーバーですが、ミックスなしでも十分飽きずに楽しめる味がケインミントでした。

ただガッツリ吸い込むと喉にくるほどのミント感で、ギリギリまで濃く出す場合とかに炭の量を調節するのがむずかしそうでした。まあその必要もないくらいターキッシュだと楽しめる量の味が出るんですが。

んで肝心なヤニクラについてですが、ふだんは約30秒に1回吸うようなペースだったのを1分弱に1回というように吸うペースを落とす。続けてモクモク吸いたいときもちょっとガマンを入れるってのを意識してたら、アルコールを飲んだときの軽い酩酊感くらいで済みました。

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これは血中酸素濃度が計れるパルスメーターで、2桁の数字が2種類あって左が血中酸素濃度、右が心拍数です。たぶん30分くらい吸ってたところですが、酸素濃度は安全圏、心拍数がふだんは80以下なところ100近くに上がってました。ニコチンの血中濃度が上がってる証拠と言えそうですね。

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こっちはなんともないときの数値。

んで吸い終わったあとの感覚ですが、酩酊感の症状はシーシャの酸欠とだいたい一致してました。ただひとつちがったのは、ニコチンが抜けたのがハッキリわかるくらい、1時間くらい経って回復したあとに酩酊感がなくなったことです。

酸欠はそのあと寝ないと症状ずっと残ったままってことが多いですが、ニコチンの場合はそうはならないのを考えると、お店で吸ってヤニクラがきても、そのあと休む環境を用意できれば問題なく帰宅できるようになるのではないでしょうか?

ただし、気をつけてほしいのが酸欠とヤニクラの症状が似てるってことですね。今回は経験的な酸欠対策も含めて吸ってたので、明らかに症状がニコチンによるものって断言できたんですが、無対策で吸って酸欠とヤニクラのダブルパンチになる心配があるのが、お店が初心者にタンジェラスのようなダークリーフ系をすすめない理由だと思います。

ボク的には今回ので重いダークリーフでもなんとか行けそうって気がしてきたので、お店で吸うときに選ぶフレーバーの選択肢が増えてとてもいい経験になりました。無対策(キューピーコーワゴールドなし)の人体実験はこわいのでやりたくありませんが…。