うまテイスト派

うま味なシーシャ(水たばこ)をめざして。

チャイはじめました 失敗と成功例

シーシャ吸いたるものスパイスを心から愛さなければならない」みたいな偏見を勝手に持っているので、

スパイスを使う飲み物の代表的なチャイを作ることにしました。

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まずはニトリでミルクパンを購入。

持ってる鍋に小径の注ぎ口付きがなかったんですよね。

たしか1000円くらいで買えたんですが、注ぎ口の形状が悪いのかどうやってもこぼれます。失敗な買い物でした。

 

とりあえず参考にするレシピがないとダメなので、最初に参考にしたのはこのサイト。

チャイの入れ方 | お茶のこさらさら | 知る・楽しむ | 象印

使用する茶葉は、渋味の少ないアッサムなどで、リーフの大きなタイプよりもブロークンと呼ばれる短い茶葉のものが、チャイのように煮出す場合、抽出時間が短く適しています。

とのこと。

そういえばカレー作りの参考にしていた水野仁輔氏もなんか言ってたなと思ってググる

チャイの砂糖は別添えにしたほうがいいのか? 問題|水野仁輔|note

そもそもインドのチャイというのは、あまり品質のよくない茶葉をおいしく飲むために苦肉の策で生み出したドリンクなんだと思います。だって、ダージリン産の上質な茶葉は、何もしないのが一番うまいわけですから。茶葉以外のフレーバーをつける時点で茶葉がおいしくないことは認めていることになる。しょうがやスパイスを入れてミルクで煮だして砂糖をたっぷり入れて……、そこまでして初めておいしく飲める茶葉がチャイに使われている茶葉なんです。

砂糖うんぬんは店舗論なのでスルーしますが、茶葉の品質にこだわる必要なしとのお墨付きをもらえました。

とりあえず味の濃いらしいアッサムを探して輸入食品店を回ってみましたが、3店舗まわって見つけたのはカルディのこれだけ。

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40g入りで400円ちょっとでした(ダージリンは比較用のおまけです)。

さきほどの象印のレシピでは「水140mlに対して茶葉10g」と示されてます。

感覚的には大さじ1を想像してましたが、茶葉がすごく軽くてスケールで測りながら入れたら大さじ3くらいありました(つまり1杯100円ちょっと!)。

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まずは沸騰してる水にスパイスを入れてから茶葉を煮出して140mlの牛乳を投入…。

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レシピの

鍋の縁に小さな泡が立ってきたら、牛乳を加え、いったん強火にして再度沸騰させます。

を参考にしたんですが、ちょっと目を離したすきに吹きこぼれました。

仕方ないのでそのまま完成。

茶こしの代わりに味噌溶かす用のアミ使ってますがじゅうぶんですね。

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味はクッソ渋い!

と思ったらはじめてなので砂糖入れるの忘れてました。

大さじ1入れたらふつーに飲めるおいしさになったんですが、牛乳の生臭さが残ったうえにスパイス感とかいまいちでちょっとリッチな午後ティーみたいなかんじ。

つまり失敗ですね。

 

 

2日目は成功しました。

今度は参考にするレシピを変更。

hokuohkurashi.com

茶葉…大さじ山盛り1杯(約10g)
水…250ml
牛乳…250ml
シナモンスティック…1/2本
カルダモン…2粒
クローブ…2粒
黒こしょう…2粒
しょうがスライス…2〜3片
きび砂糖…大さじ1.5〜2(約20g)

ボクが作ったのは黒こしょうなし、きび砂糖→グラニュー糖バージョンです。

スパイス感がなかった理由のひとつに、カルダモンとクローブを砕いてなかったと気づいて対策。言い訳するとカレー作るときって普通はそのままなんですよ。レシピのちがいは油と水の香りの溶けやすさの差だと思います。

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香りは蒸気といっしょに逃げる説を信じているので(文献はいつか載せるかも)、なるべく沸騰させないことを意識して、水の状態からスパイスと茶葉を入れて煮出します。

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牛乳と砂糖を入れたあともなるべく沸騰させずに…。そのあとは

時々混ぜながら4分ほどかけてゆっくりと温め、沸騰する寸前で火をとめる。

だそうです。即沸騰で失敗したときは牛乳の生臭さが残ってすごく不快だったので、わりと時間をかけて火を通すのも重要だと思います。最初のレシピみたらクローブいるか?と疑問でしたがここで役立ちそうですね。

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というわけで完成です(ミルクパンのせいで20mlくらいこぼれました)。

こういうふうにスパイス使うとシナモンの主張が強すぎる場合が多いんですが、まとまったスパイスのまったり感のなかに、カルダモンがちょっと目立っていいかんじのリッチさに。けっこう生姜も入ってますがうまい具合に隠れてます。

紅茶はふだん飲まないので紅茶として美味しいかはわからんのですが、スパイスチャイとしてはわりと楽しめる味になったと思います。

基本のレシピはこれに決めて、あとはスパイスの組み合わせを楽しんでみたいですね。