うまテイスト派

うま味なシーシャ(水たばこ)をめざして。

個人的に最適だと思うクレッセンスの出し方(シリコンボウル)

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最近のシーシャ界でもちきりな話題といえば、クレッセンスの国内流通が始まったことだと思います。

都内だとガガーリン、加賀屋。あとは輸入元のサダチで取り扱ってて100g2600円って手ごろな価格なのも魅力ですが、日本のシーシャフリーク的にはフレーバーの開発を日本人がてがけて、日本人好みの味をメーカーにオーダーして作ったというのがもっとも画期的なことだと思います。じつはこっそりガガーリンでやってた試煙会行ってたんですが、全14種類全部ハズレがない味でした。

というわけでさっそくボクも6種類ほど購入。味のレビューはまとめてやりたいので、海外のフレーバーにはない「ぶどう感」がとても強いグレープだけを使って出し方をいろいろ試してみました。

 火力はなるべく強く!

まず、事前にお店の方々や輸入元が言ってるをまとめると、とにかく火力を高くするととてもいい味が出るとのこと。シリコン×ロータスみたいな徐々に熱が入るアメリカンフレーバー向きの機材だとなかなか理想の味が出ないらしい。というわけで、参考にと都内でシリコンボウル使って出してる池袋のサナトリウムに行って吸ってきました。

そこで聞いてみたんですが、輸入元の人と試行錯誤して、吸出しの蒸らしのやり方や時間を他のフレーバーとくらべてかなり高温になるようにする必要があったみたいです。実際焦げる寸前ってくらい上げてたのが特徴的でした。

 炭直置きはいつもどおりの感覚らしい

一方で、ふだんエジプシャンとかで出してる店は強めの火力を意識するだけで、シリコンほど苦労する点はないとのこと。アルファーヘルトップに炭直置きの中目黒NANCYでも参考に吸ってみました。

こっちで吸った感じはとにかく濃くてすごい真っ直ぐなグレープの美味しさ!クレッセンスを開発するときに「とにかく濃い味で」ってのがメーカーに対する要望の一つだったみたいです。ボクだけかもわかんないですが、1口目の味はすげー濃くて美味しい。ただ1時間以上吸ってると味の濃さで舌がマヒしてくるような、家系ラーメンの濃いめをライスなしで食ってるような感覚って言うんですかね。とにかくガツンとくるのがクレッセンスの特徴っぽいです。

 シリコンは1つ穴がオススメ!

というわけで、店で吸った2つの出し方のクレッセンスグレープを参考に、家で出しててみます。いちおうシリコンボウルに関しては、国内で流通してる全部のを使ってそれぞれの傾向が分かってて、ナハラとかアルファーヘルみたいな強い火力が必要なフレーバーをシリコンで出す方法もあるんで、そのやり方でやってみました。 

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シリコンは1つ穴、ロータスにキンコーを3つ入れて蒸らし5分が方程式です。これで吸ったかんじはナンシーの濃い味にそっくり!メーカー的にもこれが正解って言われた味が出せて一安心です。吸出し終わってからはフツーのフレーバーだと炭を3→2個に減らすのが常套ですが、3個のままでも焦げずに長い間そのままの味をキープできるのもクレッセンスならではなかんじでした。

もっと薄味でいい!

ですが、ここからが今回の本題。ぶっちゃけここまでグレープ単品のクレッセンスを吸って思った感想は「濃すぎる!」ってことなんです。1口目はいいけど、できれば飽きないように長く吸いたい。そのためには味の質はそのままに、もっと薄味でいいというのが個人的な感想でした。手段はフレーバーに水を足したり、そもそも入れるフレーバーの量を減らしたりすればとも思ったんですが、手っ取り早いのはグリセリンで煙だけ水増しして上げればいいのではということ。

それで試してみたら1発目からドンピシャ好みの味!舌にガツンと来るクレッセンスの特徴は薄れますが、それでも有り余るくらいのグレープの果実感が残って大成功でした。以下がレシピなので、よければ参考に。

分量 

 グリセリン3~4g(はちみつとかオリゴ糖シロップ等もおそらく可)

 クレッセンス10g 

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まずはグリセリンを3~4g入れて

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クレッセンスをあとから10g。ホントに水増ししてあげるかんじです。グリセリンの上に載せるんじゃなく、けっこう混ぜるようにしてみました。

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見た目はこんなにベトベトに。火の加減はフツーにクレッセンスを出すのと変わらず、さっき言ったロータスにキンコー3個で問題なかったです。結果として煙の量が増えたおかげで口当たりもさらによくなったのもメリットですかね。クレッセンスのぶどうの果実感は消えずに、ひたすら口当たりがよくて2時間くらい飽きずに吸えそうな美味しさ。

ただクレッセンスの特徴を薄めるやり方なんでメーカーの人から「なにやってんだ!」って怒られそうな気もしますが、あくまでも個人的なオススメってことで。もっと軟弱な味が好きなひとは騙されたと思ってやってみてください。まだ濃いってひとはグリセリンの量を増減するだけで調整できますので。

シーシャステムの逆止弁のサビ問題を解決する

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みなさん逆止弁(排出弁)のサビ対策どうしてますか?ハリルマムーンとかクラシックなシーシャを使ってるときにずっと気になってた問題です。

吸い出しとか火力の調子を試したあとに、ボトルの煙を吹いて入れ替えるときのアレですね。専門店で吸ってるときって手入れが届いてるからなのか、吹いたときストレスなく煙がプシューって出るじゃないですか。でも個人的に家でシーシャやってるとそうはいかないことが多かったんです。吹いても口が痛くなるだけで空気が排出されない。

んで外して原因を見てみると逆止弁の先に付いてる球がサビで固着してる!とくに買ったばかりのシーシャステムだとそうなってる場合が多い。店だとサビを研磨して落としたりしてるのかな~?と思うものの、やるのは面倒だから固着したらいちいち触って直して…とやってたんですよね。

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ところが、最近買って試したオデュマンは逆止弁の吹き心地がとてもスムーズ!中身を開けてみたら金属の球じゃなくて樹脂製の球を使ってました。なるほど、と納得。それをハリルマムーンにも流用できないかな?というのが今回の話です。ただ、オデュマンの球はハリルマムーンとくらべてとても大きいのでNG。というわけでハリルマムーンに使われている鉄球の大きさを測ってみました。f:id:uma-taste:20180725204235j:plain

ノギスで測って6.4mm。別のを1個調べたら6.5mmでした。こういうのってワンオフするのは非効率ですし、おそらく規格物を使ってるだと予測しておなじサイズの球をモノタロウで探してみます。ミリサイズは1mm単位の大きさなので6mmも7mmもこれと比べると中途半端。そこでインチサイズを探してみます。すると

7/32インチ=5.55625mm
1/4インチ=6.35mm
9/32インチ=7.14375mm

1/4インチも微妙に違うんですが、おそらくサビのぶん直径が増えて0.1mmとか0.2mm増えてノギスで測った大きさになってるのではと信じて1/4サイズのテフロン樹脂球を買ってみました。

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すっぽり。

吸っても漏れることはないし、吹き心地はちょっと軽くなって鉄球よりも気持ち楽ちん。本当はここから洗ったりのテストをすべきなんでしょうが、樹脂製だからサビることもないし大丈夫だろうと思ってテストはしてません。

樹脂製の球は送料別で1個178円だったので、サビに悩んでる人は試してみても損はないと思います。

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ドゥーバコプレミアム(DOOBACCO PREMIUM)8種類まとめた感想

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今年から国内に流通してるドゥーバコを買って8種類(全27種類)になったので、そろそろと思ってまとめた感想を作りました。フレーバーはインドネシア産。ちなみにドゥーバコと一口に言ってますが、ここでは全部ドゥーバコ・プレミアムってブランドのフレーバーについてです。

国内だと新宿の加賀屋とか高田馬場ガガーリンで買えます。

火力は強めがよさそう

まずフレーバーの特徴から。熱の入れ方が強くないと味が薄く出る傾向があるんで、エジプシャンとか炭を直置きするトップに向いてます。トルネードよりちょっと強く出る7つ穴シリコンボウルだと足りなくて、吸い出しから30分くらいでちょうどいい味になってきます。シリコンだとそれより強い1つ穴シリコン向き。でもしっかり出すならエジプシャンにしたい。弱くする側の火加減は難しいけど、強くする側は焦がさないかぎりイヤな味とか味が飛んだりせずどこまでもいけそう。

煙はしっかり出て、タバコの葉っぽさが少なくて吸いやすい。想像しづらいかも知れないですけど、個人的には中東系とアメリカ系のフレーバーの間みたいなイメージですね。

以下がレビュー。オススメって書いたのが誰にでも勧めて差し支えないレベルの味です。 

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 カプチーノ(Capuccino) 個人的に好き!

コーヒー系のフレーバーってどうしても粉っぽさが目立つ部分がある場合が多いですけど、これは吸ってても煙に瑞々しさが残ってるいい味だと思います。コーヒーらしい苦味がよく出てる一方で砂糖の甘さも強い。シナモンとミルクは若干といった感じで、味のバランスがとれてて吸いやすいコーヒー味です。

 

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テキーラサンライズ(Tequila Sunrise)

正直に言うと掴みどころがない味?フルーツ感はジューシーというよりアルコールと混ざったドライな感じで伝わる。それがドゥーバコならではの飴っぽい甘さにアクセントで加わってるような味。強めの甘さやフルーツ感があるフレーバーとのミックスに向いてそう。店でクレッセンスのエナジードリンクレッドブル味)と混ぜたらかなり当たりな味になりました。

 

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アイスバブルガム(Ice Bubble Gum)

ほんのり清涼感を感じる飴。ミントが入ってますが、どっちかっていうと甘さの方が強いので口の中がスースーしたりまではいかないです。駄菓子のラムネっぽい雰囲気ですね。ミックスするならフルーツを足してあげたい。

 

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コーラ(Cola)

コカコーラというよりコーラグミみたいな味。でも酸っぱさが炭酸感を再現した感じでおもしろいですね。この系統だとローマンのロングアイランドアイスティーっぽいですが、酸味がそれよりも少なくて甘さを足した感じ。ドゥーバコらしい甘さと系統は似てるけどちょっとグラニュー糖っぽい?

 

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ゴールデンピーチ(Golden Peach) オススメ!

打って変わってジューシーな桃の味。黄桃ってヤツですね。果実感のある柔らかい甘さでバランスがよくてかなり使い勝手よさそうなピーチだと思います。

 

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ウイスキー(Whisky) クセがあるけど好み!

相当尖ってるフレーバーです。ウイスキーって一口に言ってもいろんな種類があるんですが、これは強烈な磯の香るピート臭。ラフロイグとかボウモアみたいなアイラウイスキーの味です。正直言って1回目吸ったときはこれどうなの…って感じだったんですが、2回目からクセになってきました。ミックスで合いそうなフレーバーがちょっとすぐには思いつかないけど、他のフレーバーにはないこれだけの魅力がある味だと思います。ダークリーフのフレーバーと合わせてもっとスモーキーさを際立たせるといいかも。火力を強く出すとクセがちょっと薄れて甘みが出て吸いやすくなった気がしました。 

 

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 ミックスフルーツ(Mix Fruits) オススメ!

フレッシュな果実感のあるすごく吸いやすいフレーバーでした。トップに感じるはっきり分かるフルーツは苦味の少ないオレンジ。あとは後ろにキウイっぽい雰囲気も感じるような?ドゥーバコの印象として飴っぽい味が多いなかで、これはカクテルとかフルーツジュースのような果実の甘さが出ててガラッと印象の変わる味です。 

 

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ミルク(Milk) 個人的に好き!

これは多分買うときに店の人に言われると思うのが、ミックスするときにかなり主張の強いフレーバーです。なにと混ぜてもミルクが1割でいいレベルでほかのフレーバーを飲み込みます。でも甘いホットミルクのような味が加わるので、コーヒーでもフルーツ系でも混ぜたら〇〇牛乳、みたいな味になります。いちご牛乳みたいな。

それを考えると単品はキツイんじゃ…と思って試してみたら案外いけました。単品だとそんなに凶暴さは感じなくて、ヤギのミルクみたいな野性味ある牛乳の味でした。砂糖をけっこう入れたホットミルクな味で、牛乳好きな人なら単品でもぜんぜんありだと思います。ボトルに氷を入れたりアイスシーシャとかにするとクセが減っていいかも知れません。 

まとめ

ここまでが自宅で吸った8種類 の感想です。残りも結構あるんですが、最初25種だったのが最近キウイとヨーグルトが増えて27種になってました。ヨーグルトは店で吸ったんですけど結構好みな味でした。

んでこの8種類に限ってのまとまった傾向ですが、どのフレーバーも甘さが結構出てるので吸いづらいと思うフレーバーがなかった感じです(ウイスキーを除く)。甘さは飴っぽいのと果実っぽいで2系統あって、いずれも煙の質のせいか温かさを感じる甘さだったのが印象的ですね。

そして圧倒的個性があるミルクとウイスキー。とくにウイスキーは好きな人だったらガッツリハマる味だと思うので騙されたと思って3回吸ってください。初回は面食らうと思いますが2回、3回とだんだんクセになってくると思うんで。ぜひ。

前のフレーバーの味を残さずにトップ替えをしたいとき

シーシャ屋に『トップ替え』ってメニューありますよね。1本吸い終わるころにちがう味が吸いたいひと向けに、フルサービスよりも安い値段でパイプとボトルはそのままでフレーバーの入ってるトップだけを替えるというものです。ただ、やったことあるひとならわかると思うんですが(たぶん店員さんからも説明受けますが)けっこう替える前に吸ってたフレーバーの味と匂いが残っちゃうんですよね。

んでここからは家シーシャでの話。家シーシャを作るにあたって、もっとも面倒な作業がパイプの洗浄です。いままではトップ替えで味が残るのがイヤで、1本吸うたびに風呂場でブラシ使って…とかやってて、それがイヤだからパイプの本数も増やしたりしましたが、やっぱりパイプ1本洗うたびに1回しか吸えないって手間かかりすぎじゃないですか?

なので、なるべく洗う手間をかけずに1回の洗浄でなんども吸えるやり方を考えてみました。

結論から言うと、ボトルの水を洗ってホースを替えればいい です。

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この画像だとトップになにも置いてないんですけど、最初は炭で熱い煙がボトルの中の水を通るにしたがって冷えていくことを考えてもらえればいいです。

香りの成分は水蒸気と同じように高い温度のほうがたくさん留まっていられるので、冷えるにしたがって香りの成分は空気中からいなくなります。そうするともっとも匂いが残る部分がボトルからホースにかけてってことになりますね。

というわけで吸うたびにシーシャを洗うのが面倒なひとはたくさんホースを買いましょう。よっぽど残る味じゃなければ、3回までなら水とホース交換で気にならずに吸ってられますね。

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ホースは毎回洗いましょう。

今年の初めのころは黒しか手に入らなかったヌーホースもカラフルなのが日本に再輸入されてるみたいなのでASLAJとか買い時です。

Doobacco Premium(ドゥーバコ プレミアム)のイベントに行ってきました

FF14はじめたり、家にあるフレーバーの単品吸いばっかりをしてたのでネタにならんと思ってブログ更新してませんでした。

今月はじめに水道橋にあるいわしくらぶにて、Doobacco Premium(ドゥーバコ プレミアム)の全25種から選んで吸えるイベントをやってたので行きました。

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25種類あって選びきれないんですが、シーシャ好きなメーカーのひとがいてオススメなのを教えてくれたんで平気でした。

1本目に選んだのはミルクとマンゴーのミックス。

このメーカーはとくにミルクが優秀らしい。生のフレーバーの匂い嗅ぐといわゆる雑巾牛乳の匂いなんですが、シーシャで吸うと嫌味がほとんどない濃厚な牛乳の味がします。果物と混ぜるとそのまま〇〇牛乳ってかんじになります。煙もしっとりしてて吸いやすい。ドゥーバコはインドネシア産。マレーシアのやつもそうですけど、アメリカともちがう東南アジア系って言えそうな煙の雰囲気ですね。

この日はイベントデーなので、SNSで感想つぶやいたら即200円キャッシュバックでした。

パイプそのまま使ったトップ替えはカプチーノ単品。コーヒー系フレーバーで吸ったことあるのはフマリのスパイスドジャバ、トライフェクタのスパイスドチャイなんですが、これらって共通してコーヒー味の裏に蜜っぽいクセのある甘みがあるんですよね。ドゥーバコのカプチーノはそれがなくて、めちゃくちゃプレーンな苦くないコーヒーっぽい味。コーヒー系のミックス作るのに重宝しそうなかんじでした。

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ほかに気になった味はテキーラサンライズ、ゴールデンピーチ、アイスバブルガム、ウイスキーといった種類。カクテルの名前が付いてるのは酒っていうよりも、入ってる果物の味が素直に出てるかんじの匂いでクセがなさそう。ただ、ウイスキーだけは若干ピート臭が入ったシングルモルトな香り。こういうの好きなんでめっちゃ欲しい。ミックスには困りそうですが。

あと、ドゥーバコとは別にまだ未発売らしいクレッセンスという完全日本向けシリーズのフレーバーが、いわしくらぶで吸えました。そこのマスクメロンとドゥーバコのミルクのミックスを友人が頼んだので吸わせてもらったらヤバイくらいの果物感。フマリのアンブロシア吸って夕張感いいな~と思ってましたが、こっちはめっちゃフレッシュなマスクメロン味でビックリでした。

ちなみにドゥーバコのフレーバーだけほしいひとは高田馬場ガガーリンで買えるそうなのでどうぞ。

ダークリーフ恐るるに足らず! Tangiers Cane Mint(タンジェラス・ケインミント)単品

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いつか超えてみたいと思う壁ってありますよね。初めての通販だったり、友人に誘われてじゃなく初めてひとりで知らないシーシャ屋に入ったり、ひとり焼肉とかはフツーに行けちゃうタイプなんでそのへんはあまり苦じゃないんですけど。まあ、そんな初体験の話です。

そんなボクがシーシャを吸い出してからずっと超えたいと思っていた壁。それは、タンジェラスのフレーバーを単品で吸うことでした。

なぜ、いままでずっとその壁を避けてきたかと言えば

ダークリーフでとくにニコチンが多いメーカー

つまり、

慣れてないひとが吸うとひどくヤニクラするから

という理由でした。吸ったこともないのに、「だから」を使った断定口調をするのにも理由があります。だって、シーシャ系通販サイトのアップテイルにはタンジェラスの紹介に

ニコチンは強めで約0.5%、普段からシーシャを吸い慣れている方にオススメです。
(ハイニコチンの為、初心者にはオススメしません。)

Tangiers Birquq Cane Mint(ケインミント)250g | Tangiers/タンジアーズ | | シーシャ、水たばこ通販 uptail

って書いてあるし、有名なシーシャレビューワーのダビデ氏が書いたメーカーごとの特徴紹介の記事のタンジェラスの欄には

あと、タバコ的に非常に重い。Nirvanaほどでは無いが、AFの2.0~2.2倍ぐらいの重さなので、かなり重い。

(中略)
ベースの香りのクセの強さ、タバコ的な重さの点から、人を選ぶ。

 シーシャ・水タバコのフレーバー、会社ごとの特徴 - シーシャブログ byダビデシーシャ・水タバコのフレーバーやボウルのレビューブログ byダビデ

ってあるんですよ。ふだんタバコ吸っててニコチンに慣れてるひとならいいですけど、ボクはタバコ吸わないし、ただでさえ無対策でシーシャ吸うと酸欠の症状が出やすいのが経験上わかってる以上、「タンジェラス単品」という壁は非常に高くそびえ立っていたのです。

ですが、自宅にはたしか昨年初めてフレーバーを海外から輸入したとき、最小ロットが250gだったので仕方なく買ったタンジェラスのケインミントが240g以上も残っている始末。そして、最近高田馬場ダビデシーシャの期間限定メニューにやたらタンジェラスが多い。このふたつの動機から、ついにボクもこの壁を超えるときがやってきました。

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ターキッシュボウルにファンネルの組み合わせで、盛りは控えめに5gにしました。事前の用意としては、ヤニクラ対策のキューピーコーワーゴールドを飲む(このへんは下にある過去記事に詳しく書いてあります)、その日は具合が悪くなったらすぐ寝れる準備をしておく(家シーシャの特権ですね)でした。 

 それで恐る恐る吸ってみたら…めっちゃミント! じつはタンジェラスにかぎらず、ミント単品のフレーバーを吸うことも初めてだったのです。でも「ケインミントにハマるひとはずっとこれを吸う」だったり、「もっとも出来がいいミントフレーバー」と呼ばれる理由がなんとなくわかる味でした。

ガッツリミントなフレーバーなんですが、基本的にダークリーフ系の複雑な味がベースにしっかりあって、それにミントが乗るようなイメージの味なので、ミントは強いんですけど極端にドライなミントではないんですよね。よく隠し味に使われるフレーバーですが、ミックスなしでも十分飽きずに楽しめる味がケインミントでした。

ただガッツリ吸い込むと喉にくるほどのミント感で、ギリギリまで濃く出す場合とかに炭の量を調節するのがむずかしそうでした。まあその必要もないくらいターキッシュだと楽しめる量の味が出るんですが。

んで肝心なヤニクラについてですが、ふだんは約30秒に1回吸うようなペースだったのを1分弱に1回というように吸うペースを落とす。続けてモクモク吸いたいときもちょっとガマンを入れるってのを意識してたら、アルコールを飲んだときの軽い酩酊感くらいで済みました。

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これは血中酸素濃度が計れるパルスメーターで、2桁の数字が2種類あって左が血中酸素濃度、右が心拍数です。たぶん30分くらい吸ってたところですが、酸素濃度は安全圏、心拍数がふだんは80以下なところ100近くに上がってました。ニコチンの血中濃度が上がってる証拠と言えそうですね。

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こっちはなんともないときの数値。

んで吸い終わったあとの感覚ですが、酩酊感の症状はシーシャの酸欠とだいたい一致してました。ただひとつちがったのは、ニコチンが抜けたのがハッキリわかるくらい、1時間くらい経って回復したあとに酩酊感がなくなったことです。

酸欠はそのあと寝ないと症状ずっと残ったままってことが多いですが、ニコチンの場合はそうはならないのを考えると、お店で吸ってヤニクラがきても、そのあと休む環境を用意できれば問題なく帰宅できるようになるのではないでしょうか?

ただし、気をつけてほしいのが酸欠とヤニクラの症状が似てるってことですね。今回は経験的な酸欠対策も含めて吸ってたので、明らかに症状がニコチンによるものって断言できたんですが、無対策で吸って酸欠とヤニクラのダブルパンチになる心配があるのが、お店が初心者にタンジェラスのようなダークリーフ系をすすめない理由だと思います。

ボク的には今回ので重いダークリーフでもなんとか行けそうって気がしてきたので、お店で吸うときに選ぶフレーバーの選択肢が増えてとてもいい経験になりました。無対策(キューピーコーワゴールドなし)の人体実験はこわいのでやりたくありませんが…。

Khalil Mamoon(ハリルマムーン)の吸い心地が店気分だったので…

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あたらしいシーシャパイプを買ったら、想像以上にいい経験ができたのでその話です。

いままでメインで使っていたのはシーカってメーカーの全長80cmのヤツ。uptailで税込み12800円でした。友人がハリルマムーン愛好者でやたらすすめられたし、店でも使われてることが多いメーカーなので、自分のパイプとして手に入れておきたかったのです。

いろいろ探したらハリルマムーンのなかでは手ごろな値段のがSHISHA MARTにあったので購入。ハリルマムーンのKM17というヤツで17800円でした。これ以上は勇気がいる値段ですね。

ほかに候補だったのはKM14(全長87cm、ステム70cm)、KM19(全長97cm、ステム78cmでボトルがデカイ)。KM17はそのあいだの全長96cmでステム82cmのタイプでした。

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パイプ単品の写真載っけてなにがわかるんだってかんじですが、せっかく恥を忍んで屋外で撮ったので。撮影中に自転車に乗って通りがかったおじさんに「初めて見るんだけどこれはなに?」みたいに聞かれて、水タバコと答えたらやたら興味を持たれて、仕組みうんぬんを説明しました。見たかんじ50~60代のひとだったので、万が一でもシーシャデビューしてくれるとうれしいですね。

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雑に撮った細部カットです。型に模様がついているのと、真鍮っぽい金属でロウ付けしてある跡が残してあるのが工芸品っぽくていい! エア抜きの逆止弁がカタツムリっぽいのもなんか高そうです。

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ボトルにもハリルマムーンの文字が入ってるのもミーハーにはうれしい。

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反面、内部のメッキは甘くて(そもそもやらないのかも知れませんが)サビてたのがちょっとガッカリポイントでしたが。

そして早速吸ってみました。

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写真流用になりますが、前回のロータスとシリコンの吸い比べのとき一緒に使ったのがシーカのパイプでした。短いほうがシーカです。

んでこのときひと口ずつ吸った瞬間、吸い心地のちがいにめっちゃ感動したのです。この吸い比べの主旨はトップのちがいについてでしたが、ぶっちゃけこの条件で比べていいのか!ってくらいちがう。断然ハリルマムーンのほうが店っぽい吸い心地なのです。

よく言われる「吸い口の軽さ」については、水の量とトップでも変わってくるのでほぼおなじくらいにかんじるようにしてたのですが、吸ったときの音と、それに続いて伝わる振動が奥深い!

吸ったときの「ブクブクブク」って音とともに、その振動が口に感触として伝わってくるわけですが、シーカのほうはすごく軽い音で吸ってる感覚が少ない。「パカパカパカ」って音のイメージですね。

いっぽうハリルマムーンのほうは吸い口の重さには影響せず、音は「ブクブクブク」とちょっと低め。伝わる感触が吸ってる煙を噛み締めているようなイメージで、まさに店でシーシャを吸ってる感覚といっしょだったのです。 

低い音がするのは全長が長いせいかなとも思ったんですが、以前このブログでも記事にしたこれより10cm弱長いナムール・ゼニスはより高音だったので、どうもちがいは内部の構造とパイプを覆う形状っぽいんですよね。しかも、このときは吸い心地に感動したりすることはなかったんですが。

今回のハリルマムーンはあまりにも理想的な吸い心地だったので、2台並べてトップ比較したりする用におなじのをもう1台ほしいと思ってしまいました。ぶっちゃけ、パイプなんて自作してるひともいるわけですし、最近はメーカーがたくさんあっていろんな形状のが手に入るのでそんなに気にする要素じゃないと思ってたんですが、「理想の吸い心地のシーシャパイプを探す」ってのもシーシャの楽しみのひとつだとかんじる出来事でした。

そういえばこのまえ浅草のバーンシーシャで使うパイプを選ばせてもらえて、木製ステムのシュリケンってパイプを選んだらこれまた重厚感ある深くていい吸い心地でした。